水虫の真実
糖尿病と付き合うことは、大変なことです。加えて水虫を放置すると、更にやっかいな事態を招きかねません。
水虫や足のその他の障害の予防のために、情報を集めて実行してください。

水虫は糖尿病患者の方によく見られますが、ラミシールクリームやラミシール液のような抗真菌薬で治療することができます。

水虫に感染すると皮膚が乾燥し、ひび割れが生じます。そのため、糖尿病患者の方は蜂巣炎、細菌感染、潰瘍などのより重篤な合併症にかかりやすくなります。

かゆみやヒリヒリした感覚は、水虫でよくみられる症状ですが、神経障害がある場合には気づかないことがあります。

水虫をローションまたは非薬用パウダーで治療しないでください。ラミシールクリームやラミシール液のような抗真菌薬で、水虫を治療してください。
水虫に感染しているかどうか不確かな場合は、市販の抗真菌薬で治療を始める前に、主治医に相談してください。神経障害や血管疾患、足変形などがある場合は、特に注意が必要です。

糖尿病患者の方のためのフットケア
糖尿病患者の方は、皮膚の乾燥やひび割れの原因となる、循環器疾患を発症するリスクが高まっています。そのため、真菌が足指の間に入り込みやすくなり、水虫にかかりやすくなります。
糖尿病は神経障害の原因となって、真菌が感染しやすいわずかな皮膚損傷を感じにくくさせます。かゆみやヒリヒリした感覚をはじめとした水虫の症状も、気づきにくくなります。
そのため糖尿病患者の方は、足を毎日確認し、定期的に主治医に相談することを強く推奨します。必要に応じての主治医に皮膚の専門医を紹介してもらい、適切な薬の塗り方の指導をうけることをお勧めします。